自発的に動こう

あるある系の話(ダメ社員あるあると自己啓発や改善)

テーマ:出来る社員は指示がなくても自発的に動く。出来ない社員は指示待ち。

こんにちは、てんむすです。今日はこんなテーマで書いていきます。

”指示待ち人間”って言葉を耳にしたことはありませんか?
「もっと自発的に動け」「いちいち指示しないとやらないのか?」――こういったフレーズが飛び交う背景には、「指示待ち人間」に対するモヤモヤがあります。

そういった人たちを“怠け者”と一括りにしてしまうのは簡単すぎるのではないでしょうか?
今回は、「指示待ち人間」とはなぜそうなるのか、そしてその背景にある心理や行動原理について、私なりの考えを書いていきたいと思います。

【Stage1】「指示待ち」は“年齢”や“能力”の問題ではない。背景にあるのは“経験”と“恐れ”

現場では若手だけでなく、ベテランやシニア層にも“指示待ち”が目立つケースがあります。
「経験があるならもっと自発的に動けるはず」と思いがちですが、実際は逆です。
なぜなら、彼らほど過去に失敗した経験、理不尽に怒られた経験が多く、「自分から動くと損をする」と学習してきたからです。

さらに、高齢化が進む中で、

  • 若手とのコミュニケーションに距離を感じている
  • 「若い人が動くべき」という遠慮や立場的な迷い
  • どうせこれ以上やっても出世も昇級もしない
  • もう私のやり方は通用しない

など、年齢特有の心理的なブレーキも働いています。
このように「指示待ち」は単なるやる気不足ではなく、過去の経験や立場の変化に伴う“動きづらさ”なのです。

【Stage2】「動けない」には理由がある。“指示待ち人間”の心の声を聞く

自発的に動けない人の頭の中には、次のような“本音”が渦巻いています。

  • 「勝手にやって間違えたら責められる」
  • 「どうせ意見を出しても聞いてもらえない」
  • 「そもそも、何をどうすればいいのかが分からない」
  • 「どうせ私の能力は衰えていて、成果は出せないから頑張る必要がない」

これらは無気力でも無責任でもなく、防衛反応や諦めの表れです。(無気力による防衛反応は今回ははあえて含めません。)こうした人たちに「もっと自発的に動いてよ」と求めるのは、泳げない人にいきなり海に飛び込めと言うようなもの
まずは「なぜ動けないのか」を理解するところから始める必要があります。

【Stage3】小さな“自発のきっかけ”を与える仕掛けづくり

動けない人にとって、必要なのは「大きな目標」ではなく、一歩踏み出せる“小さなきっかけ”です。たとえば:

  • 「この作業、気になるところがあれば教えてください」と声をかける
  • 「こういうとき、◯◯さんならどうしていましたか?」と経験を頼る形で巻き込む
  • 「これ、お願いしていいですか?」ではなく「一緒にやりませんか?」と誘う
  • 成果よりも「関与したこと自体」をちゃんとフィードバックする(上に報告し、ほめてもらう機会を与える。)

このように、「あなたの力を必要としている」「動いても損しない」というメッセージを繰り返し伝えることで、徐々に“自発性の芽”が育ちます。

【Stage4】自発性を引き出すために必要なのは、“安心”と“承認”の積み重ね

人が動くためには、「動いても否定されない」「ちゃんと見てもらえている」という心理的安全性が欠かせません。
特に年長者や指示待ち傾向の人には、次のような対応が効果的です。

  • 「やってくれて助かりました」など、感謝や共感の言葉を明確に伝える
  • 「完璧じゃなくても動いたことが価値」として認める文化を作る
  • 役割を“固定”せず、少しずつ新しいことを任せる
  • 一人にしない。行動のプロセスに伴走する

結局のところ、自発性は才能ではなく、“関わり方”と“場づくり”で育つものです。
特に高齢化の進む現場では、「経験があるからこそ動けるはず」という幻想ではなく、年齢や立場に応じた支援設計が求められます。

【Final Stage】私の挑戦と体験談(というか雑談?)

さて、色々と書きましたが今回の件について、先に誤っておきます。正直書くか悩みました。なぜなら私の現場でもこの問題については、解決していないのです。

フレッシュな若者については、寄り添い共感する事で動けるようになる人もいますし、寄り添う側の気持ちとしても、若者が成長する事による私自身の”達成感”のようなものを得る事が出来ます。

若者に対する経験談としては、人によって出来る人も出来ない人もいますので、伴走の時間に根気が必要だと思います。性格や能力が異なるのに入ってきてしまった子なんて、かわいそうだとすら感じますし、これについては年齢に関係なく起こる事です。

今回意図して”高齢者”と言うワードを混ぜた理由は、”現場の高齢化”が事実進んでおり社会問題になっている、まさにそんな現場です。私のところでは最年長で70歳の人が働いています。もちろん高齢者が働く事を否定するつもりはなく、それより若い60代の”指示待ち”人間と出会って絶望した後に替わりに来てくれた、その70代のおじいちゃんはちゃんと活躍してくれています。高齢者の方が全て駄目なんて事はもちろんなくて、結局はその人達が仕事においてどういった体験をしたかに影響が出るのではないかと思うからです。

とは言え老化の問題や、高齢者に対する給付の問題は私には何ともできない部分があり、「働かないと食っていけない。とは言え高い給料を貰える道筋がない。」この問題については未だに答えがないのです。この辺はその内「愚痴」の項目で書こうかなって考えています。多分メチャクチャ愚痴ります。共感出来そうな方だけ読んで下さい・・・。

そして、どなたかこの問題に解決出来る案があれば、実際にやってみますので教えてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました