~高配当株投資の魅力とは?安定収入を目指す5つのメリットを徹底解説~
投資系の情報を読みあさっていて、色んなところに出てくる言葉。なんとなく意味を知っていたり、なんとなく理解しているつもりになっている言葉って結構ないですか?私もまさにそれ。なので改めて自分自身の理解を深めるためにこのような記事を書いてみる事にしました。
「こんなの検索したらいくらでも出てくるじゃん。」って私も思ってます笑。なのであくまで自分用。あとは私自身がこれらに対してどう考えているか。を書き綴ったものです。
【はじめに】なぜ「高配当投資」なのか?
- 投資ブームの中で、高配当株がなぜ注目されているのか。
- FIREやセミリタイア志向の高まりと、高配当投資の親和性。
- 本記事の目的:高配当投資の魅力を5つに絞って紹介します。
1.安定したキャッシュフロー(配当金)
- 配当とは企業が利益の一部を株主に還元する仕組み。
- 持っているだけで定期的にお金が入る「ストック型収入」。
- 配当金は再投資もできるため資産形成にも有利。
前回書いた「株主になるとは?」でも書きましたが、株を持っている(株主である)事で会社の所有権を持つことが出来ます。当然その会社の利益は株主である我々の物となります。それが配当金です。
高配当投資の最大の魅力は、なんといっても安定的な収入が得られることです。企業は利益の一部を株主に配当金として還元します。これが「インカムゲイン」と呼ばれる収益で、持っているだけで定期的に現金が振り込まれるのです。
例えば、年間配当利回りが4%の株を100万円分保有していれば、年間4万円の配当金が手に入ります。これはまさに「資産が働いてくれている」状態です。
2.長期保有に向いていてメンタルが安定する
- 高配当株は売買より“保有”が基本スタンス。
- 株価の上下に一喜一憂しにくく、初心者にも続けやすい。
- 長く保有することで複利効果も発揮される。
私が短期トレードやキャピタルゲイン(値上り利益)が苦手である理由に、負けず嫌いで落ち込みやすく、精神攻撃に弱い部分があります。タイミングが悪いとの定評もありますので、売買のタイミングを掴めないのです。一方で高配当は「永遠持ち続ける」と言うマイペース型の私のような方にお勧めです。一定の条件を理解し、それに当てはまるものを機械的に買い、ひたすら持ち続ける。これによって、ほぼ確実に利益を確定させる事ができる。これが魅力です。
高配当株は売買で儲けることを目的としないため、株価の一時的な上下に振り回されにくいという特徴があります。「株を保有するだけで収入が得られる」という安心感は、投資初心者にとっても非常に心強いものです。加えて、長期保有を前提とすることで複利の力も活かすことができ、じわじわと資産を増やしていくことが可能です。
3.資産の可視化&生活との直結感
- 配当金で「電気代を払った」「外食代になった」など実感が湧く。
- 自分の資産が生活費に直結することで投資への意識が変わる。
- キャッシュフロー管理にも役立つ。
特に最後の部分は「どういう事?」ってなりがちですよね。この部分について深掘りすると、高配当株は、配当金の支払日・金額が事前に通知されており、基本的に年1〜2回、一定額が入金される仕組みです。これにより「○月には○万円の配当が入る」といった将来の収入の見通しが立てやすくなります。これは給与以外の“副収入スケジュール”として生活設計に組み込みやすいのです。
また、定期的な配当金は、給与に依存しない生活資金の“別ルート”となります。
これは突発的な支出時や、収入減少時の「心のセーフティネット」にもなり得るため、
家計全体のキャッシュフロー(お金の出入り)に柔軟性と安心感をもたらします。
キャッシュフローについて詳しく知りたい場合はこちらの記事で書いています。
4.安定・成熟した企業への投資が多い
高配当株の多くは、業績が安定しており成熟した企業です。例えば、以下のような企業は高配当銘柄としても有名です。
銘柄名 業績 特徴・ポイント
- KDDI(9433) 通信 増配傾向あり。累進配当政策を採用。
- 三菱HCキャピタル(8593) リース・金融 業績安定、毎年増配を継続
- オリックス(8591) 総合金融 高利回り・配当方針明確。株主優待も人気。
- 伊藤忠商事(8001) 商社 ROEが高く、株主還元積極的。堅調。
- 積水ハウス(1928) 建設・住宅 安定した利益と着実な株主還元が魅力。
- 東京海上HD(8766) 保険 長期的に利益が安定し、配当性向も堅実。
- 三井住友FG(8316) 銀行 配当利回り高め。金融大手として安定感。
これらの企業は、大きな成長こそ見込めなくても、安定的に利益を出しているため、安心して保有し続けることができます。
5.複利の力で資産が着実に増える
得られた配当金をそのまま再投資に回すことで、資産は雪だるま式に増えていきます。これは3.にも書いた通りで、一定額が入金されるシステムを手に入れる事が出来るわけですから、それらを使って今を楽しむ判断も良いでしょう。
しかし今すぐ必要がない分はさらに追加で購入する事で、将来貰える金額も増えて行くからです。この「配当再投資」は高配当投資と非常に相性が良く、最初は小さな金額でも、数年、十数年と続けていくうちに驚くほどの効果を発揮します。
とくに若いうちから始めれば、時間を味方にできるため、老後の資産形成にも非常に有効な手段です。
まとめ:高配当投資は「資産が働く」体験の第一歩
高配当株投資は、株価の上昇を狙うよりも、「資産が働いて現金を生み出す」ことを重視した投資方法です。これは、サラリーマンが働いて得る給与とは別に、“不労所得”というもう一つの収入の柱を作る手段でもあります。
もちろん株価の上昇が無いわけではありません。むしろ毎年配当金を増やしていく”累進配当”を掲げている会社、つまり会社の成長を目指し利益を増やし続ける宣言をしている会社も最近増えています。そういう会社は、暴落時期には配当利回りも高くなりますので、危険な時ほど安定が魅力的に映り、株価が極端に上がるような事は少ない代わりに、極端に下がりにくいと言う傾向があります。
投機的な投資と違い、地道にコツコツと積み上げるスタイルなので、投資初心者にもおすすめできます。今後は、実際の銘柄選定や投資判断に使える「指標」や「戦略」についても記事化していきます。
まずは、あなたも「配当金がもらえる投資生活」への第一歩を踏み出してみませんか?
最初にも書きましたが、自分の整理のために書いたものでもありますので、どうしても分かっているからこそ”書こうと思いつかなかった”事もあると思いますので、そういうのも思い出したら書いていこうと思います。少しでもこれを読んだ誰かの参考になれば。
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